サンプルキャラクターを利用したり、自分で一からキャラクターを作成した後は、
キャラクターのプロフィール(キャラクター設定)も作成してみましょう。

LARPは名前の中にRole-Playing game(ロールプレイングゲーム)という言葉を含むように、自分とは違う人物になって行動することを楽しむゲームです。

では、あなたが作ったキャラクターは一体どんなキャラクターなのでしょうか?
豪快で大胆な戦士?几帳面で神経質な魔法使い?臆病だけどお調子者の盗賊?
自分と同じような性格でしょうか、それとも全く違う性格でしょうか。

あらかじめキャラクターのプロフィールを決めておくことで、そのキャラクターにあった行動が取りやすくなります。

でもプロフィールを考えるのって難しそうですよね。
そこで今回は簡単にプロフィールを決める方法をお伝えします。

キャラクターのプロフィールとはどういったものでしょうか?
当サークルでは以下のようなキャラクターシートを用意しています。

職業とスキルを選ぶと自動的にHPやMPを計算してくれる優れものシートですが、下の方にプロフィール欄があります。

拡大してみるとこのような内容になっています。

これだけ決めればロールプレイがしやすくなる!という項目を用意しています。
最初からすべての項目を埋める必要はありません。
「好きなもの」と「嫌いなもの」だけでもいいですし、「冒険者になった動機や目的」があると自己紹介がしやすくなります。

それでも空欄を埋めるのって難しいですよね。
なのでそれぞれの項目ごとにサンプル表を用意しました。
この表の中から好きなもの、または6面ダイスを振って出た目のものを選べば、あっという間にプロフィールができてしまいます。

まずはダイスを振ってランダムに決めて、気に入らなかったりやりにくそうな項目を好きに変えてみましょう。

そして、プロフィールを決めたら活かせる場面ではどんどんロールプレイしてみましょう。
特に自分が何かを選択しなくてはいけない時にはこれらが指針となります。
しかしここで決めたことは絶対守らなくてはいけないことではありません。
戦闘が嫌いでも戦わなくてはいけない時があるでしょう。
自由が好きでも仲間のために束縛を選ぶ必要があるかもしれません。
そういった葛藤や選択がロールプレイの楽しいところです。
自分とは違うキャラクターになってもう一つの人生を楽しんでください。

 

※プロフィール作成の際は、シナリオに影響をおよぼすような設定や世界観にない場所や有名な人物を創作するのは避けましょう。現在のレベル以上の設定もギャップがでてしまいますので良くありません。
よくない例:一見ただの盗賊だが実は王の密命を受けた暗殺者で仲間の一人を狙っている。
よくない例:ヒルト王国一の剣士ギルバートの息子であり剣の達人。初めての冒険で魔の森のブラックドラゴンを倒しドラゴンスレイヤーの称号を得る。

プロフィール作成早見表

好きなもの・嫌いなもの

好きなもの嫌いなものはロールプレイがしやすくなる項目です。
お金が大好きな盗賊が宝箱を見つけたら、どんな罠がかかっていようとも鍵開けに挑戦するでしょう。
いつもは大胆な戦士も幽霊が嫌いなら、夜の冒険は苦手かもしれません。
自分の好きなものと嫌いなものを正反対にしてみるのも楽しいですよ。

好きなもの ダイス目 嫌いなもの ダイス目
美味しい食べ物 戦闘
素晴らしい武器・防具 幽霊・アンデッド
お金・宝石や貴金属 暗闇
自由 高い場所
動物・自然 狭い場所
モンスター 他の種族

 

出自・生い立ち

出自は生まれた時の親の職業、生い立ちは育った時の環境です。
生まれや育った環境で、物事の見方や考え方が決めやすくなります。

都会の貴族として育ったなら、野宿は苦手な冒険者になりそうです。
孤児として戦場で育ったのなら、何よりも自分の命を大事にするようになるでしょう。

出自 ダイス目 生い立ち ダイス目
貴族 田舎で育った
農民 都会で育った
商人 裏社会で育った
学者 放浪しながら育った
旅人 戦場で育った
孤児 他種族の中で育った

 

冒険者になった動機・目的

動機はなぜ冒険者になろうとしたのか、目的は今のあなたが生きる目標です。
好きな方を動機と目的にして構いません。動機と目的が同じでも構いません。

動機と目的1 ダイス目 動機と目的2 ダイス目
知らない世界が見たい 強敵と出会いたい
剣の腕を試したい 忠誠を誓える相手に出会いたい
新しい知識を得たい 世界の真理を知りたい
お金を稼ぎたい 失ったものを取り戻したい
有名になりたい 道を極めたい
自由に生きたい 王になりたい